葬儀の服装について学ぶブログ

2018年11月14日

焼香の種類や方法の違い及び注意点とは

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葬儀や法事といった故人に纏わる儀式では、焼香が行われる事が一般的です。その種類は大別すると3つあり、立礼・座礼・回しとなります。まず立礼は、葬儀等で係員の案内によって行う際に多い方法です。葬儀においては祭壇に進んで遺族に一礼、遺影に一礼した後に立位のまま行う方法となります。

次に座礼ですが、祭壇に進む点は立礼と同じですが、終始腰を落として移動する方法となります。畳敷きの会場で葬儀を行う際の採用例が多く、法事等でやや簡略化した形とする場合にも用いられる事がある方式です。そして回しですが、こちらは法事の読経中に行われるのが一般的な方法です。

香炉台若しくは香炉をお盆に乗せる形で運べるようにして、其れを順々に参列者が回しながら御香を焚いて行く方法となります。これら何れの方法においても、親指・人差し指・中指の3本で香を摘み、額のところまで持って行ってから目を瞑って香を落とすという流れを3回繰り返すのが基本となります。但し、宗派の違い等によって異なる形式となる事もあり、実際の種類としては比較的採用例の少ない形式まで合わせると、かなり多岐に渡ります。特殊な方法で無いか否かは、事前に確認して置く事も必要と言えます。